第21回中・四国盲ろう者大会(高知大会)報告集

●表紙
第21回中・四国盲ろう者大会
~やさしさは手から手へ~(高知大会)
報告集


*表紙の絵の説明
高知県盲ろう者友の会会員 山岡誠良さん(弱視ろう)策の桂浜の水彩画。
桂浜を代表する竜王岬を描いた作品。2015年スピリットアート展入賞作品


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目次 
大会1日目
受付・会場の様子・・・・・・・・・・・・・・・・・2
オープニング・開会式・・・・・・・・・・・・・・・3
全体会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
パーティー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

大会2日目
交流コース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
観光コースA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
観光コースB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

大会に関する新聞記事・・・・・・・・・・・・・・20

ボランティアの感想・・・・・・・・・・・・・・・22

報告集の発行にあたって・・・・・・・・・・・・・23

報告集の発行にあたって・・・・・・・・・・・・・21

 

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大会1日目
1.受付・会場の様子  
参加者一人一人の希望に合わせた資料を入れた袋に名札を付けて準備しました。参加記念品として、高知発全国区のよさこい鳴子踊りの「鳴子」、フィギュアファン垂涎の海洋堂製作の「龍馬ストラップ」、高知県民のソウルフード「ミレービスケット」、「芋ケンピ」が入っています。
写真1.参加者一人一人の名札を付けて資料袋を準備している受付の様子
写真2.参加記念品の鳴子、龍馬ストラップ、お菓子

予想を上回る参加申し込みをいただき、テーブルを置けません。パソコンで要約筆記を利用する盲ろう者や、ブリスタ、指点字通訳を受ける盲ろう者にはテーブルを確保するようにしました。
写真3.参加者で埋め尽くされた会場の様子
写真4.ホテルが作ってくれた、大きくて見えやすい会場内の表示

2.オープニング
オープニングでは、「高知家の唄」で参加者みんなが一つの家族に。
そして「よさこい鳴子踊り体操」で体をほぐしました。
写真5.「高知家の唄」を手話で歌っている6才の最年少スタッフ
写真6.「よさこい鳴子踊り体操」をステージでしている様子

3.開会式
手話であいさつしてくださる来賓が多く、嬉しい驚きでした。大スクリーンに、話者と手話通訳者が同時に映るようにしました。
写真7.手話で挨拶をする高知県健康福祉部副部長
写真8.多忙の中、駆けつけてくださった高知市長

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4.全体会1
「盲ろう児を育てて」子育て体験発表です。成長記録をまとめたDVD放映では、写真に添えられたコメントを司会の盲ろう者が読み上げました。

写真9.体験発表をきく参加者
写真10.盲ろう児の成長記録DVDの上映の様子

5.全体会2-①
機器展示ブースのメーカー6社に「盲ろう者にも使いやすい機器の紹介」として、どんなものを展示しているのかについてプレゼンしていただきました。

写真11.メーカーのプレゼン発表の様子
写真12.機器展の様子

6.全体会2-②
「私はこんなふうに活用しています!」というテーマで中四国の各盲ろう者友の会から7名の盲ろう者に体験発表をしていただきました。ピンディスプレイを使った情報の入手や、糸通しや台所で役立つ便利グッズ、リンゴの皮むきの実演などバラエティーに富んだ発表が行われました。

写真13.発表の様子1
写真14.発表の様子2
写真15.発表の様子3(会場後方からの様子)
写真16.リンゴの皮むきの実演の様子

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パーティー
1.盲ろう者向けクイズ
 高知をより深く知っていだたくためのクイズ。触って形のわかる手作りの○か×かを上げて、2択で答えます。全問正解の盲ろう者が多数。声出しじゃんけんで順位を決めました。1位賞品は、特大帽子パン。帽子パンは60年の歴史を持つ高知のご当地パン。メロンパンを作ろうとして失敗したのがきっかけで誕生した帽子の形のパンです。賞品は、大人が被れるくらい大きい特大サイズです。
賞品をもらえなかった盲ろう者にも参加賞として、蔵元から寄付いただいた土佐酒や、ゆずドリンクが配られました。

写真1.○か×か、クイズに答える盲ろう者
写真2.1位賞品、特大帽子パンを受け取る盲ろう者
写真3.食事は一人ずつセッティング
写真4.くしなだひめの扮装で乾杯の音頭を取る盲ろう者


2.よさこい鳴子踊り
よさこい祭りは、60年の歴史を持つ四国3大祭りの一つです。鳴子踊りは祭りのメイン。ルールは、鳴子を持つこと、前進することの2つだけ。曲のアレンジ、振付は自由で、年々進化している踊りです。そんな中、今回は、高知県民も近年なかなか見る機会のない、昔懐かしい正調踊りを披露していただきました。
その名も「高知県庁正調クラブ」、高知県庁の職員チームです。
音楽とともに踊りながら会場へ入って来られるのですが、年季の入った素晴らしい踊りに、列の後ろの方が入り口の外で踊り始めているのがもったいない、早く会場へ入ってほしいと思ったものでした。
参加者は、鳴子を持ち、衣装を羽織って一緒になって踊りました。
途中、鳴子の由来や、簡単な踊りのレクチャーを挟んで、総踊りを楽しみました。チームが退場する時には、「もう1回!」の声が掛かるほど、皆さん熱中していました。

写真5.チームの先頭でまといを持って踊る県庁職員
写真6.鳴子を持って踊る参加者

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3.お楽しみ抽選
参加の皆さんにチャンスのあるお楽しみ抽選、番号札を引くのは高知県盲ろう者友の会の盲ろう者です。高知県内の企業や個人から寄付いただいた景品を手にされた方の嬉しそうな顔!

写真7.番号札を引く盲ろう者
写真8.景品は土佐だこなど高知の特産品

4.お呼び出しします
「○○県の○○さんに会いたい」230人以上の参加者の中で会いたい人を探すのは大変です。お目当ての方を探してと、アナウンスを希望される方が次々にいらっしゃいました。
 お呼び出しするとすぐにお返事があり、見事に再会、良かったですね。

写真9.再会に話がはずむ盲ろう者同士
写真10.あちこちで話の花がさく会場全体の様子

5.触って楽しむ高知
 高知県内でバードカービングをされている方が、作品に点字を付けて展示してくださいました。木で作った鳥なのですが、木の種類によって香りが違う等、楽しみ方を教えてくれていました。また、木のキーホルダーをたくさん作ってきてくださり、参加者はお土産として持ち帰りました。
新高梨の展示もしました。新潟と高知の梨を交配して誕生した品種で、赤ん坊の頭ほどもある大きな梨です。デザートに出してもらっていましたので、お味を知った後に大きさや重さを体験して、驚いている方もいました。

写真11.高知県産の木で作成したバードカービング観賞する盲ろう者
写真12.大きな新高梨の展示コーナー


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大会2日目
交流コース 
1.オリジナル鳴子作り
交流コースは参加者が非常に少なかったですが、スタッフも一緒になって鳴子を作り、ボウリングゲームをしました。鳴子作りの時は、組み立てた鳴子板に色マーカーで思い思いの絵を入れて、オリジナル鳴子ができました。全盲の盲ろう者には、スタッフが「しんじょう君」や「龍」のきれいな絵を描いてあげて、喜んでいただけたのがとても印象に残っています。
オリジナル鳴子を披露して、盲ろう者の自己紹介をしました。真剣に自分のことを話してくれて、みんな感銘を受けました。

写真1.鳴子のバチを選ぶ盲ろう者
写真2.出来上がったオリジナル鳴子を持ってポーズをとる盲ろう者
写真3.鳴子板に龍の絵を描くスタッフ
写真4.バチを止めてもらっている様子

2.ボウリングゲーム
ボウリングゲームの時、「昔やったことあるよ」と、投げる方向を一生懸命、通訳者と相談しながら、調整して投げて、楽しみました。ゲーム終了後、獲得点数の高い人から、高知県の素材で作ったサンゴのストラッップや、ぬいぐるみなど賞品の入った袋を選んでもらいました。土佐の木材で作ったコマが当たった盲ろう者は、早速スタッフのてほどきを受けながら、回していました。
昼食は秋の味覚たっぷりの栗ご飯弁当膳とごま団子とコーヒー。少人数で静かながらも、和気あいあいに楽しめ、交流できて良かったと思いました。時間はあっという間でした。

写真5.ボウリングのピンを触る盲ろう者
写真6.ボールを持って狙いを定める盲ろう者
写真7.昼食の栗ごはんのお弁当

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観光コースA(高知駅前・路面電車の旅)
1.路面電車の旅
 中四国盲ろう者大会のラッピング電車と外国製の電車の2両の貸切電車で、路面電車独特の振動を体感しながら移動しました。
3つの日本一をもつ高知の路面電車の特徴などの説明後は、「維新号」や「外国電車」などの電車の車内を見学、運転席に座ったり、電子音の「メロディホーン」を体験していただいたりしました。

写真1.電車の方向板を触る盲ろう者の様子
写真2.維新号の運転席を触る盲ろう者の様子

2.土佐おもてなし勤王党のステージショー
1曲目の途中で観覧席にメンバーが握手をしにきてくれるサプライズもあり、最後には「ありがとう」を手話でしてくれるうれしいおもてなし。またステージ後も会場内を回り、衣装を触らせてくださったりと大会参会者と触れ合いました。

写真3.土佐おもてなし勤王党がステージで歌って踊っている様子
写真4.衣装を触っている盲ろう者

3.ゆず絞り体験コーナー
さわやかなゆずの香りを楽しみ、絞った汁を口に含んだあとの、皆さんの酸っぱい顔が印象的でした。北川村からたくさんのゆず玉を用意してくださったので、お土産に持って帰っていただきました

写真5.ゆず絞り体験の様子
写真6.絞ったゆずを飲んですっぱい表情の盲ろう者

4.鰹の藁焼きタタキの実演コーナー
8kg近くある大きな鰹を持ち上げたり、ツルツルする鰹の表面を触ったり、焼くのに使う藁の匂いを嗅いでみたりしました。小雨の降る中、豪快にさばいた鰹を、燃え上がる炎の上で、焼きました。

写真7.鰹を持ち上げる盲ろう者
写真8.ドラム缶に藁を入れて燃える炎で鰹を焼く様子

5.触る工芸品展示コーナー
各伝統工芸品の作家のみなさまのご協力で、「触る工芸品コーナー」を大会のために設置しました。土佐和紙(張り子、くすだま)、土佐凧、土佐古代塗、竹細工、龍馬の拳銃の模型などを展示し、実際に触れていただきました。

写真9.触る工芸品コーナー
写真10.ピストルを触っている様子

6.昼食の「田舎寿司」と「田舎のお茶」
「田舎寿司」は高知市の北部に位置する鏡地区婦人部の「吉原ふれあいグループ」のみなさんが作ってくださったものです。この田舎寿司は高知県独自の文化のひとつです。りゅうきゅう・みょうが・しいたけ・たけのこ・こんにゃくなど、山の幸を生かした昔ながらの素朴な味わいのお寿司に、イタドリの煮物やミカンに羊羹も入った高知らしい「皿鉢風の田舎寿司弁当」でした。
また婦人部のみなさまのご厚意で、鏡地区で古くから飲まれているお茶をいただき、枝付きのお茶の葉の現物も触っていただくことができ、昼食を通しても高知らしさを堪能していただきました

写真11.田舎寿司
写真12.鏡地区の枝付き茶葉

7.「1×1」のアイスクリン
デザートには、高知名物「1×1」のアイスクリン。「いちかけるいち」と読み、桂浜や高知城などの高知の観光地にパラソルを立てて販売をしている高知名物です。ちなみに意味は、”伝統一番・味一番・信用一番”です。
見た目はアイスクリームのようですが”かき氷”の一つです。
シャーベットのようなサクサクした触感を味わっていただきました。

写真13.パラソルの下のアイスクリンコーナー
写真14.アイスクリンをコーンにのせている様子


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観光コースB(龍馬に会える・桂浜の旅)
1.龍馬に大接近
 2台の大型バスで一気に桂浜へ。途中、高知の観光案内、桂浜の歴史、坂本龍馬の逸話などを楽しみながら海岸線を龍馬の下へ。
 龍馬像の隣には、特設の展望台が設けられており、龍馬像に大接近して、龍馬と同じ高さで太平洋を感じることができます。かなり急な階段ですが、皆さんどんどん登られていました。
あいにくの天気のため、シャーベットとアイスクリームの中間のような味わいの「1×1アイスクリン」の屋台は出ていなかったのですが、お土産屋さんで求めて楽しむ方もいました。

写真1.特設展望台に上り龍馬像に大接近
写真2.展望台から撮影した龍馬像
写真3.イチゴ味とバニラ味のアイスクリン
写真4.砂浜を散策する様子

2.土佐犬の子犬とふれあい
大会参加者のために企画していただいた「ふれあいツアー」。生後3か月の子犬と言っても、闘犬で有名な土佐犬の子犬は中型犬の成犬ほどの大きさがあり、かなりの重さでした。犬のにおいもたっぷりと味わえました(!?)

写真5.土佐犬の子犬とふれあう参加者
写真6.子犬の首の皮膚をのばしている参加者

3.龍馬の刀、ピストルに触る
桂浜から少し高台に登って、坂本龍馬記念館を見学に訪れました。
大会参加者のために、龍馬が父から譲られた刀や、身に着けていたと言われるピストルなど、手に持って確かめることのできる資料を用意していただきました。
また記念館からは、次週に予定されている龍馬生誕180年記念・龍馬像米寿記念行事の一つ、「龍馬への手紙」を書く土佐和紙を前もっていただいており、前夜に手紙を書いていた参加者は記念館に託すことができました。この手紙で、来春落成する記念館新館をぐるりと巻いて祝うのだそうです。自分の書いた龍馬への手紙が新館をラッピングするなんて、素敵ですね。
記念館のご厚意で、大会参加者は入場料無料にしていただいていましたが、入館の記念にと、入館証をいただきました。
記念館入り口に立つ龍馬像の手は、これまでの来館者との握手で金色に光っており、参加者はシェイクハンドを繰り返しました。

写真7.記念館説明を聞く参加者
写真8.坂本龍馬記念館を見学する参加者
写真9.シェイクハンド龍馬像と握手する参加者
写真10.シェイクハンド龍馬像と記念撮影をする参加者

4.昼食の「ちりめん丼」
高知では、しらすのことを「ちりめんじゃこ」と呼びます。先月10月には「ご当地じゃこサミット」が開催されたくらい、ちりめんじゃこは高知県民熱愛グルメです。
この「ちりめん」をご飯の上にてんこ盛り、そしてトッピングの大根おろしには高知特産のユズ風味をつけて丼仕立てにした「ちりめん丼」が昼食でした。この時期、近くの漁港で揚がる「めひかり」の唐揚げと、地場の野菜のてんぷらも添えて、高知満喫の楽しいランチタイムとなりました。

写真11.大会のための特別メニュー「ちりめん丼」セット
写真12.大広間でちりめん丼を食べている様子

5.ゆず玉のお土産
 解散場所の高知駅に近づくと、さわやかなゆずの香りが!こうち旅広場でゆず搾り体験に持ってきてくださっていた「ゆず玉」をお土産として、参加盲ろう者に持って帰っていただきました。

写真13.ゆず玉

 

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大会に関する新聞記事(Ⅰ)
2015年9月10日 高知新聞朝刊
タイトル:盲ろう者 土佐路で交流へ
     11月中四国大会 高知市で初開催「仲間がいると知って」


大会に関する新聞記事(Ⅱ)
2015年11月7日 高知新聞朝刊
タイトル:盲ろう者の孤立防げ
     高知市中四国大会300人交流

 

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ボランティアの感想

平成福祉専門学校 2年6名より
私たちは、介護福祉士をめざし専門学校に通っています。その中では、視覚、聴覚、単独の障害におけるコミュニケーション方法は学んできました。
 今回、視覚、聴覚の重複障害である盲ろう者の方々と接することで、触手話や指点字といったコミュニケーション方法を初めて知りました。これは、双方の信頼関係があってこそ伝わるコミュニケーション技術だと感じました。
また、情報提供において、他の感覚器官を使って場面を説明しているご家族やスタッフの姿から、お互いに共有できる感覚器官を使うことで、共感が生まれるのだということも知りました。これまで、どちらかというと身体障害の方とかかわる機会が多かったのですが、本大会に参加することで、あらためて机上の学びプラス当事者とのかかわりが支援の幅を広げるのだということを実感しました。
 はじめての経験で、情報提供の方法に戸惑い、十分な説明ができない場面が多々ありましたが、大会に参加された方々の広い心と笑顔に励まされ、何とかボランティアとしての役割を果たすことができたと感じています。
 貴重な体験をする機会をいただき、本当にありがとうございました。

 

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報告集の発行にあたって

高知県盲ろう者友の会は、設立4年目の若い団体です。会員数も少なく、中・四国盲ろう者大会を開催することは大変重い課題で、本当に自分達でできるのだろうかという不安がありました。それでもやろうと必死で取り組んだのは、今後の高知県の盲ろう者福祉の発展につなげたいという強い思いがあったからです。
視覚と聴覚の両方に障害があっても、通訳介助を受けることで、また触覚・嗅覚・味覚と様々な感覚を駆使して、いろんな楽しみ方があるということを一人でも多くの支援者やご家族に知っていただきたいと思います。
2日間の大会で行った工夫や大会の様子を知っていただき、この報告集が、いまだ孤立している盲ろう者やそのご家族に支援の手が届くきっかけになることを願っています。
第21回中・四国盲ろう者大会実行委員一同

 


写真:スタッフポロシャツを着たスタッフの集合写真


発行年月日:平成28年1月9日
発行:高知県盲ろう者友の会
連絡先:〒781-5106 高知県高知市介良乙1155-9
    会長 高橋万里
FAX: 088-803-4057(会長宅)電話/FAX: 088-884-3794(事務局)

 

*裏表紙の「高知県盲ろう者友の会のロゴ」の説明
盲ろう者と通訳介助者が、ともに手を取り合って歩んでいく高知県盲ろう者友の会をイメージしたロゴです。茶色いドーナツ状のマルの上半分に白色の文字でローマ字で「こうち」下半分に「とものかい」、ドーナツ状のマルの中は、黄緑色で3人の人が手をつないでいるシルエット。これは盲ろう者と二人の通訳介助者を表しています。その人のいる線の下には、盲ろう(デフブラインド)を表す「db」の文字。